禁煙外来
ニコチンパッチ(貼り薬)による禁煙治療を行っております
- ニコチン依存症を診断するテスト(TD)で5点以上
- 35歳以上の方でブリクマン指数(1日に喫煙本数×喫煙年数)が200以上
- すぐに禁煙したいと考えていること
- 禁煙治療をしていることを文章により同意している
上記を満たす方は保険適応となります。
過去に健康保険で禁煙治療を受けたことのある場合、前回の治療の初回診察日から1年が経過すれば再度保険適応となります。
舌下免疫治療外来
アレルギーの原因となる抗原が入った薬を少量から投与し、体に慣れさせることでアレルギー症状を治療する方法です。アレルギーに対して根本的な改善につながる可能性のある治療法となります。
以前より皮下注射による免疫療法が行われていましたが、舌下免疫治療が登場してからは、安全に自宅で行うことができる治療として主流になっています。
以下の症状の治療に使用します
- スギ花粉症(薬品名「シダキュア」)
- ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎(薬品名「ミティキュア」)
次のような方におすすめします
- 根本的な治療を希望する方
- アレルギーの治療薬を少しでも減らしたいと思っている方
- 抗アレルギー薬の副作用(眠気)がでやすい体質があり、内服することが難しい方
期待される効果
早い方で4~5ヶ月後から、1年後には多くの方が効果を感じるといわれています。
約7割に有効性が期待されています。
治療のながれ
事前にアレルギー検査を行います。初回に薬を投与し1週間後に受診して頂きます。
以後は月に1回の割合で通院していただきます。最低2年(できれば3~5年)の内服通院が必要です。
CPAP外来
(睡眠時無呼吸症候群)
当院では睡眠時無呼吸症候群の簡易検査、CPAPでの治療が可能です。
睡眠時無呼吸症候群とは
眠っている間に何度も無呼吸や低呼吸を繰り返し、眠りが浅くなり、眠気が浅くなり、昼間の眠気やさまざまな合併症を引き起こす病気です。無呼吸の回数が、7時間の睡眠の間に30回以上、1時間あたり5回以上となると、医学的に睡眠時無呼吸とされています。
睡眠時無呼吸症候群の症状
- 就寝中
- いびきが止まり、大きな呼吸とともに再びいびきをかきはじめる。何度も目が覚める。寝汗をかく など
- 起床時
- 頭痛がする。体が重い。口が渇く など
- 日中
- 強い眠気がある、継続して集中できない、倦怠感、疲労感がある など
睡眠時無呼吸症候群の治療
減量や生活習慣の改善で症状の改善がみられる場合もありますが、重度の場合はCPAPと呼ばれる機器を使った治療が適しています。
CPAPとは
就寝中の無呼吸を防ぐために、鼻に装着したマスクにより一定の圧力の空気を送り気道を開存させておく方法です。
節酒外来
2019年3月に減酒薬(飲酒量低減薬)であるナルメフェン(商品名セリンクロ)が発売され一般のクリニックでも処方が可能となりました。この薬は飲酒の1~2時間前に服用します。服用することで飲酒要求を抑制する効果があり、飲酒量を低減させる効果が期待できます。毎日服薬することも可能ですし、大量飲酒してしまう危険性のある日などにのみ服用しても構いません。患者さんのニーズに合わせて使用することが可能です。当院では、患者さんと一緒に減酒目標の設定をし、飲酒状況の記録、定期的な外来受診と報告、そして医師からの定期的なアドバイスなどを行い減酒をサポートいたします。必要に応じて、ナルメフェン(商品名セリンクロ)を処方いたします。
対象となる方
- お酒の量を減らしたい方
- アルコールの飲み過ぎで、肝機能障害がみられ、高血圧、糖尿病などのコントロールが悪化している方
- 健康診断でいつもお酒を減らすように指導を受けている方
注意事項
中等度以上のアルコール依存症と判断される場合は減酒外来の対象外となります(アルコール依存症の方は断酒が必要です)。節酒(減酒)効果の得られない方、断酒が適切と判断し場合には、専門病院、専門医をご紹介いたしますのでご了承下ください。